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上海蟹についての薀蓄(ウンチク)

上海蟹の旬の季節になりました。俗に 陽澄湖産の上海蟹が有名ですがこれは その昔上海市場に集められる蟹は地理的に有利な陽澄湖産の蟹が主流で、当時は交通の便も悪かったため上海近辺で獲れる蟹しか手に入らなかったのです。そのため[上海蟹といえば陽澄湖]となったわけです。   しかし陽澄湖産も他の湖の蟹もシナモズクガニと言う種類で同じ蟹です。 現在、日本に輸入されている上海蟹は粗放養殖された天然ものに近い上海蟹がほとんどです。粗放養殖とは、天然の稚蟹を 採取しそれを天然の湖に放流し、2~4年後に漁獲する方法で、餌は湖内の水草や小魚、小貝などで全て自然のもので人工の餌は一切与えません。この方法ですと養殖湖の中はまったく自然界と変わらないため、生存競争がおこり、それにより元気で健康な蟹のみ生き残ります。生産性は低いですが安全な方法です。 俗に中国では旧暦で【九月の団臍(メスガニ)、十月の尖(オスガニ)】上海蟹の食べ頃を言います。つまり メスは円い形の臍(ヘソ)をしており オスは尖り形のヘソをしているので、食べる時の識別方法になります。新暦の十月中旬~十二月の中旬ごろです。つまり11月中旬頃まではメスが美味しく、その後の12月中旬まではオスが太ってきて美味しくなると言われてます。 しかし日本ではメスが珍重され人気があります。       そしてもうひとつ、『中国の花見の季節』は、この上海蟹の食べ頃の季節なのです。日本は桜の花・・・中国では菊の花を愛でつつ蟹を食し紹興酒を愛飲するのが最高の行楽【花見で一杯!】なのです。


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