☆中国料理は、どのように発展したのか 中国料理・2
中国における食生活の推移を眺めてみると、地理的、歴史的、宗教的な関係が影響していることがわかる。
これは中国だけに限らずどこの国にも同じことがいえるのであるが、特に、中国においては食文化の原点をみると、このことをはずしては語れない。 古来、中国という国が、あまりにも広い国土を有していて、地域により 人種、言語、風俗習慣、気候までが異なっているだけでなく、興亡の激しかった各王朝の長い歴史的な関係が介在していたからである。歴代の王朝が変わると、彼らは、自分たちの食生活、風俗習慣をそのまま移してくるので、それは土着の生活の中にも影響を及ぼし、食文化の道へもつながる。歴史が改まるたびに、人々は、これまで口にしたことがなかった他国の珍しい食べ物を味わい、その製法を覚えそれを食生活に取り入れ、また新しいものを創造してきた。そうした連鎖が、今日のように中国料理を千変万化に富ましてきたと考えられる。 さらに中国では何千年前の古代から、庖宰という料理専門職の役人まで存在しており、調理法、多彩な材料の特質を生かした分量、配合、味加減、火加減、など食につらなるすべての点にまで研究、これらを系統的に分類してその成果を文献に残している。その文献を土台にさらに工夫され後世に引き継がれてきたからだといえる。
次回は⌠味は河の流れに沿って分かれ発展した⌡について



